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新幹線13号車が空いてるのはなぜ?理由と快適に使うコツ

新幹線13号車は、なぜか他の車両に比べて空いていることが多いと感じたことはありませんか。
実はその理由には「縁起の悪さ」とされる数字の影響や、グリーン車との配置、さらには団体客に使われにくい事情などが隠れています。

この記事では、新幹線13号車が空いている理由から、利用するメリット・デメリット、そして路線ごとの違いや混雑を避けるための座席選びまで、徹底的に解説します。

静かに過ごしたい方や、快適な新幹線の旅を探している方にぴったりの内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

新幹線13号車が空いている理由を徹底解説

新幹線13号車が空いている理由を徹底解説します。

それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。

①縁起が悪いとされる「13」の数字

「13」という数字は西洋文化では不吉とされることが多く、ホテルの部屋番号や飛行機の座席番号でも13が避けられるケースがあります。

新幹線の場合も「13号車」と聞いてなんとなく敬遠してしまう人がいるのは事実です。

もちろんJRが意図的に空けているわけではありませんが、心理的な要因で敬遠されがちなんですよね。

こうした小さな要因の積み重ねが、13号車の空席率に影響を与えていると考えられます。

気にしない人にとっては「狙い目」の車両になるというわけです。

②グリーン車や指定席の配置の影響

新幹線の車両は路線ごとに編成が異なりますが、13号車はグリーン車に隣接していたり、指定席の配置の中でも少し「中途半端」な位置にあることが多いです。

団体客が利用する場合や、旅行代理店が割り当てる座席でも13号車は避けられることが多く、その結果として乗客が少なくなる傾向があります。

たとえば東海道新幹線の「のぞみ」では、13号車はグリーン車のすぐ隣に配置されていて、利用者層が限られてしまうんです。

こうした配置上の理由が、結果的に「空いている」という印象を与えているんですね。

座席自体に差はありませんが、配置の妙で人気が分かれるのは面白いところです。

③ホームの階段や改札から遠い位置

駅のホームで改札やエスカレーターに近い車両はどうしても混雑します。

一方で13号車は多くの場合、ホームの中央から少し外れた場所にあって、階段や改札から遠い位置になることが多いです。

そのため移動が面倒だと感じる人が自然と避けてしまい、混雑しにくいという特徴があります。

旅行や出張で荷物が多い人にとっては、移動距離の少ない車両を選ぶ傾向があるため、13号車は結果的に「穴場」になるわけです。

混雑を避けたい人にとってはむしろメリットと言えるでしょう。

④ツアーや団体予約で使われにくい

旅行会社が団体客用に座席を確保するとき、13号車は選ばれにくいという特徴があります。

理由は「縁起の悪さ」と「配置の中途半端さ」の両方です。

団体客が乗らないことで、結果的に13号車は落ち着いた雰囲気になり、個人客やビジネス利用者にとっては過ごしやすい環境になっています。

そのため、平日でも休日でも13号車は比較的空いていることが多いんですよね。

静かに移動したい人にとっては、この「団体客が少ない」というのが大きな魅力になっています。

新幹線13号車を利用するメリット5つ

新幹線13号車を利用するメリット5つについて解説します。

それぞれのメリットを、体験談を交えながら深掘りしていきますね。

①座席が選びやすい

13号車は他の車両に比べて空席が目立つため、座席を自由に選びやすいのが魅力です。

特に指定席の場合でも、窓側や通路側といった希望の席を確保できる確率が高くなります。

「景色を楽しみたいから窓側がいい」「通路側で出入りしやすい方がいい」といった細かい希望が叶いやすいんですよね。

自由席であっても、混雑のピーク時以外なら座れる可能性が高いのは大きな安心材料です。

自分のスタイルに合った座席を選びたい人にとっては、とてもありがたいメリットです。

②静かに過ごせる

13号車は団体客や観光客の利用が少ないため、全体的に静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。

ビジネスでパソコン作業をしたい人や、本を読んでゆっくりしたい人にとっては最高の環境といえるでしょう。

子連れの家族やグループ旅行客が少ないため、車内の騒がしさが軽減されるのもポイントです。

長距離移動の中で集中したい人にとって、静かさは非常に大きな価値があります。

「ゆったり座って静かに過ごしたい」という人にはまさに理想の車両なんですよね。

③荷物スペースに余裕がある

空いているということは、必然的に荷物を置くスペースにも余裕が生まれます。

特にキャリーバッグや大きめのリュックを持っている場合、混雑車両だと置き場所に困ることがありますよね。

13号車なら網棚や座席後方のスペースも比較的余裕があり、安心して荷物を置ける環境です。

長距離移動で荷物が多い旅行客にとっては、これだけでも利用する価値があります。

置き場を気にせずに座席でリラックスできるのは嬉しいポイントです。

④移動中のストレスが少ない

混雑した車両では人の出入りが多く、落ち着かないことがあります。

13号車は利用者が少ない分、通路を歩く人も少なくて快適です。

また、静かな環境のおかげで精神的なストレスも少なく、到着までリラックスして過ごせます。

「隣の人に気を遣わなくていい」という点も大きな安心感につながります。

快適な移動時間を過ごしたい人にとって、ストレスが少ないのは最高のメリットですよね。

⑤混雑期でも比較的快適

お盆や年末年始、ゴールデンウィークといった繁忙期でも、13号車は比較的空いている傾向があります。

もちろん全車両が満席になるようなピークタイムには座席も埋まりますが、それでも他の車両に比べれば余裕があります。

「どこも混んでいるけど、13号車はまだマシだった」という声もよく聞かれます。

旅行や帰省でどうしても混雑期に利用しなければならない人にとっては、13号車が救世主のように感じられるでしょう。

少しでも快適に移動したい人は、まず13号車を候補に入れてみるといいですよ。

新幹線13号車のデメリット4つ

新幹線13号車のデメリット4つについて解説します。

メリットがある一方で、13号車ならではの不便さもあるので注意が必要です。

①売店やトイレに行きにくい

13号車は車両の配置上、トイレや売店から離れていることが多いです。

東海道新幹線では多くのトイレが11号車や15号車付近に設置されているため、13号車からだと移動が必要になります。

特に混雑時には移動が大変で、トイレ待ちの行列に巻き込まれる可能性もあります。

また、売店や自販機も近くにないため、飲み物や軽食を買いたい人には少し不便なんですよね。

移動を極力減らしたい人にとってはデメリットに感じる部分です。

②車内販売の通過が遅れる

車内販売は通常、1号車側や16号車側から順番に回っていきます。

13号車はその位置関係から販売スタッフが到達するのが遅くなるケースが多いです。

「お弁当を買おうと思ったのに売り切れていた」という経験をした人もいるのではないでしょうか。

特に繁忙期は人気商品が早くなくなってしまうため、13号車では欲しいものが手に入らないこともあります。

食事や飲み物を確実に確保したい人は、事前に駅で購入しておくのが安心です。

③指定席の選択肢が限られる

13号車は空いている傾向があるとはいえ、全体の座席数が限られているため、細かい希望を叶えるのが難しいこともあります。

例えば「進行方向の窓側でコンセント付きがいい」といった条件を付けると、13号車では数が少なく選びにくい場合があります。

また、団体予約でまとめて使われることもあり、その場合は個人で希望の席を確保できないこともあるんですよね。

全体としては空いているのに「ここに座りたい!」というピンポイントな希望には対応しづらいのが弱点です。

柔軟に座席を選べる人なら問題ありませんが、こだわりが強い人にはデメリットになります。

④一部列車ではそもそも存在しない

すべての新幹線に13号車があるわけではありません。

編成の短い「こだま」や「つばさ」などでは13号車そのものが存在しない場合もあります。

「13号車が空いてると聞いて狙ったのに、乗る列車にはなかった」というケースもあるので要注意です。

特に東北新幹線や北陸新幹線などは編成が異なるため、13号車の有無を事前に確認しておく必要があります。

空いている車両を探すなら「13号車」というよりも「グリーン車の隣」などの配置を意識した方が確実ですよ。

東海道・山陽・東北で違う13号車の位置

東海道・山陽・東北で違う13号車の位置について解説します。

同じ新幹線でも路線によって編成が違うので、13号車の位置や役割は大きく変わります。

①東海道新幹線の場合

東海道新幹線(のぞみ・ひかり・こだま)では、16両編成の中で13号車は「グリーン車の隣」に位置しています。

具体的には、12号車がグリーン車、13号車が普通指定席、14号車以降も普通車という並びになっています。

グリーン車に近いということもあり、ビジネス客が利用することも多いですが、やはり他車両に比べて混雑度は低めです。

また、トイレが遠いという特徴もあり、利用者はやや限られる印象です。

「静かで落ち着いた雰囲気で座りたい」という人にはぴったりの場所ですね。

②山陽新幹線の場合

山陽新幹線でも東海道新幹線と同じく、16両編成の列車では13号車はグリーン車の隣に位置します。

ただし、山陽新幹線は観光客の利用も多いため、時期や区間によっては13号車も混雑することがあります。

特に広島や博多まで行く長距離利用では、ビジネス客が13号車を選ぶケースも多いんです。

そのため「いつも空いている」とは言えませんが、東海道新幹線同様に比較的落ち着いた雰囲気が保たれやすいです。

東海道区間からそのまま乗り入れる人にとっては、安心して利用できる車両といえます。

③東北新幹線の場合

東北新幹線ではE5系やE6系など編成の種類が豊富で、必ずしも16両編成とは限りません。

そのため、13号車の位置や役割は列車ごとに大きく異なります。

たとえば「はやぶさ」では13号車がグランクラスやグリーン車に近い位置になっていることがあり、空席が少ない場合もあります。

また、編成が短い列車では13号車そのものが存在しないため、空いているからと狙っても意味がないこともあります。

利用する際は、事前に時刻表や公式の編成図を確認することが大切ですね。

④その他の新幹線との違い

北陸新幹線や九州新幹線など、短い編成の新幹線では13号車が存在しないケースが一般的です。

たとえば北陸新幹線のE7系・W7系は12両編成なので、13号車自体がありません。

九州新幹線も8両編成が基本で、13号車は存在しない構成です。

つまり「13号車が空いている」という話は、基本的には東海道・山陽・東北の長編成タイプに限った現象なんです。

路線ごとに事情が異なるため、利用前に「自分が乗る列車に13号車があるか」をチェックしておくと安心ですよ。

混雑を避けたい人におすすめの座席選び

混雑を避けたい人におすすめの座席選びについて解説します。

混雑を避けるには、曜日や時間帯、座席の位置によって工夫するのがポイントです。

①平日の午前中は狙い目

新幹線が最も混雑するのは、休日や連休、そして金曜・日曜の夕方などです。

一方で、平日の午前中は比較的空いていることが多く、特に東京発の下り便では快適に過ごせます。

ビジネス利用者が多い時間帯ですが、13号車を狙えば座席の選択肢が残っていることも多いです。

予定を調整できるなら、時間帯をずらすだけで快適さがぐっと増します。

「混雑を避けたい」ならまず平日の午前を意識してみてくださいね。

②窓側と通路側の違い

座席選びで大きなポイントとなるのが「窓側」と「通路側」です。

窓側は外の景色を楽しめるだけでなく、壁に寄りかかって眠れるため、長距離移動に向いています。

ただし、隣の人が通路に出入りする際には少し不便になることもあります。

通路側は自由に席を立ちやすいのがメリットで、出張などでパソコン作業をしたい人には便利です。

自分のライフスタイルに合わせて選ぶと、旅の快適さが大きく変わりますよ。

③自由席と指定席の傾向

自由席と指定席では混雑の傾向が大きく異なります。

自由席は特に東京や新大阪発の列車で混みやすく、座れないことも珍しくありません。

一方、13号車を含む指定席車両は、同じ時間帯でも比較的空いていることが多いです。

確実に座って快適に過ごしたい人は、指定席を選ぶのがおすすめです。

少しの追加料金で快適さが大きく変わるので、コスパの良い選択といえるでしょう。

④静かに過ごしたい人のおすすめ車両

静かに過ごしたい人には、やはり13号車が最もおすすめです。

団体客が少なく、落ち着いた雰囲気で移動できるのが大きな魅力です。

さらに、進行方向の最後尾や先頭に近い座席を選べば、人の出入りも少なく快適さが増します。

どうしても作業や読書に集中したいときは、この座席選びを意識するといいですよ。

「座席選びの工夫」で旅の質が変わるので、ぜひ自分に合った席を探してみてくださいね。

まとめ|新幹線13号車が空いている理由と使い方

新幹線13号車が空いている理由
①縁起が悪いとされる「13」の数字
②グリーン車や指定席の配置の影響
③ホームの階段や改札から遠い位置
④ツアーや団体予約で使われにくい

新幹線13号車が空いているのは、単なる偶然ではなく複数の要因が重なって生まれた結果です。

「13」という縁起的なイメージや、グリーン車との配置、団体予約の避けられやすさなどが理由で、他の車両に比べて利用者が少ない傾向があります。

その一方で、静かで落ち着いた環境や荷物置き場の余裕など、利用者にとっての大きなメリットも存在します。

ただし、トイレや売店が遠い、車内販売が遅いといったデメリットもあるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。

快適に過ごしたい人や混雑を避けたい人には、13号車はまさに「知る人ぞ知る穴場」といえるでしょう。

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